生活習慣と環境を整えることがあなたの社会人基礎力を高める最重要ポイント
あ~なんか疲れた~仕事やる気しないーニートうらやまし~
・・・だいぶお疲れのようですね。
やらなきゃいけないのはわかっているんですがどうしても心も体もしんどいんです。あれもやらなきゃこれもやらなきゃなのですが、、、
いろいろなことに負われていると枝葉の葉の部分ばかりに目が行きがちになりますが、そもそも基礎的な部分から調整していく必要がありそうですね。本日は社会人基礎力を高めるポイントについてお伝えさせていただきます。
社会人生活、個人のタスクに追われ、モチベーションが維持出来ない、疲れやすいといったことを感じる時期を誰しもが経験すると思います。
そのときに気合いで乗り切る、土日に寝だめする、ゲームなどの趣味に没頭するなどいろいろな対応をしてきたのに現状が変わらないという方も多いでしょう。
そんな方は恐らく、社会人基礎力の基盤である生活と環境の部分に問題ががあるのだと思います。本ブログで改善できる点が見つかれば嬉しいです。
社会人の基礎力向上の考え方① マズローの欲求5段階説から考えよう
とはいえ、今しんどいだけでこれを気合で乗り越えればいいんじゃないですかね?
今を超えてもまた同じことが繰り返されるだけです。
その時々を解決するだけではなく、基盤を安定させることがなぜ重要なのでしょう。
それは人間が満たそうとする基本的な欲求、心理的行動には順番があるからなのです。
これはマズローの欲求5段階説とよばれるもので心理学のお偉いさんが考えたらしいです。
簡単に説明すると、欲求は下の基盤から達成していくと徐々に上位の欲求を求めてしまうようになるということです。
逆をいえば、一番下の生理的欲求を達成していない状態では、上位の仕事をがんばろうという社会的な行動を理性としてとることはできても、欲求、つまりモチベーションとしては求めにくくなるということです。
つまり、仕事のやる気が出ないのはそれよりも下位の欲求が達成できてないためという可能性があります。
なので、まず、下から順に自分を満たしていくことでモチベーションを高めていきましょう。
社会人の基礎力向上の考え方② 神経科学から考えよう
また、神経科学としても同様のことがいわれています。
脳機能についても下部の機能が優先して考えられる事が基本的に多いです。これは生命維持に関わる機能で重要だからです。
以下の図をご覧ください。下から延髄→大脳基底核・中脳→間脳と位置付けられていますが、これらのはたらきは、下から、呼吸・体温・心拍・血圧→食欲・睡眠→自立神経という順になっており、脳が欲求として発する順番ということになります。
こちらを見ても、下位の欲を達成していくことで学習系の意識や知的好奇心が高まり、記憶の定着などがスムーズになったりするというわけです。
社会人の基礎力向上のために①生理的欲求・脳下位の欲求の安定
つまり生きていくのに必要なものってこと?
そうです。具体的に対策できることとしては、睡眠・食事・運動等の生活習慣の改善がポイントになるでしょう。
まずは、仕事などにかかわらず生きていくために見たすべき欲求を満たすことが大切です。
生理的欲求とは、動物が本能的に求める食事・睡眠・性欲といったものがここに当てはまります。
さらに脳下位の欲求、つまり体が勝手にやってくれるオート機能(呼吸・体温調整・自律神経の調整)を安定させることであなたの基盤が安定します。
当たり前ですが、皆さんもなかなか満足できるほどできてはいないのでないでしょうか。
例えば、以下のような生活をしている方は黄色信号です。
✅インスタント食品・ファストフードばかり食べている
✅一日睡眠が6時間以下
✅無理なダイエットをしている
✅休日は一日中ごろごろしている
✅シャワーで済ませている
✅運動の習慣がない
まずは、上記に該当する人は、ひとつずつでもいいので改善して、規則正しい生活をしましょう。
本ブログではこれらのことについても今後注目していきたいと思います。
生理的欲求・脳下位の欲求の安定のためのおすすめ習慣
社会人の基礎力向上のために②安全欲求の安定
安全欲求って何です?あんまり感じないんだけど
安心とか安全を感じることですね。失敗したときや苦手な人といるときに居心地がわるいですよね。そんなときはそのことばかりに注意が行くのでよりよい活動は行えません。また、体調が悪い、危険を感じているなどの時も同様です。
安全欲求は、短期的な対応、長期的な対応に分かれます。
短期的には、作業しやすいスペースを作る、問題を解決する、苦手な人から逃げるといった自分が安心できる環境にいること、
長期的には、ずっと居心地が良い環境を作ること、体調管理、自己肯定感UP、より良い人間関係をつくるといったものがあげられます。
今すごくストレスを感じている方はまず、短期的対応を行い心身を休ませてあげましょう。
心身が回復したら、長期的な対策を行うことで、安心して生活しやすい環境づくりを意識して作り上げていきましょう。
短期的対応を続けるだけでは、安定した環境は作れないので、働きやすい環境づくりは少しづつでも良いので取り組んでいきましょう。
社会的欲求まで求められれば正常値異常かと思います。なのでまずは生理的な欲求と安全の欲求を満たすことから行ってみましょう。
安全欲求の安定のためのおすすめ習慣
社会人の基礎力向上のメリット:生理的欲求・脳下位の欲求・安全欲求を整えることで得られるものとは?
下位の欲求を達成したら健康になるだけなんじゃないですか?そんなに直接的にメリットがある気がしないんですが・・・
少し実感しにくいかもしれませんが、健康になるだけではなく、たくさんのメリットがありますよ。
直接的に健康になるというのはイメージできると思いますが、これらを安定させることでのメリットはそんなものではないです。
わかりやすいイメージとしては、寝不足だと頭が回らない、食後で眠たい、ごろごろしていて何もやる気が出ない、急いでいてミスが増えるなどといった状態が10段階評価で1だとします(以下図左端)。
そのとき、普通の状態が5(以下図真ん中)だとすると、良い時は10(以下図右端)という感じで、先ほどとは逆の効果があるということです。
具体的なメリットとしては以下のようなものがあげられます。
✅健康で頭がすっきりしているのでアイデアが出る、覚えが良くなる。
✅栄養状態も良いので見た目が良くなる、病気になりにくい。
✅精神的にも安定しているのでミスが減る
✅運動することで体力がついているので疲れにくい、モチベーションが低下しない
基盤が安定することでこのようなメリットがあるのですからやらないと損です。
是非、取り組んでみてください。
社会人の基礎力向上まとめ
やる気=欲求と定義したときに、安生理的欲求と脳下位の欲求、安全欲求を安定させることでやる気を高めることができるということがおわかりいただけたと思います。
考え方次第だと思っていたやる気についても、実は科学的アプローチで高めることが可能であるということは個人的にすごくはげみになりました。
自力でやる気を出すということよりも前に、再現性のある方法にて対応を進めていきましょう。
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