惹きつけるタイトルのつけ方―集客のためのコピーライティング―

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惹きつけるタイトル」は集客のカギ

会社員Y
会社員Y

今度講演会があるんですがなかなかみんなの目を引くような良いタイトルが思い浮かばないんですよね。

Sマスター
Sマスター

講演のタイトルであったり、広告の見出しというのはなかなか意識するとむずかしいものですが、集客にはとても重要な要素です。

会社員Y
会社員Y

そうなんですよね。もちろん内容には自信があるのですが、まず来てもらわないことにはどうしようもないです。

Sマスター
Sマスター

それでは今回は目を引くタイトルを考えるためにコピーライティングについて勉強しましょう。コピーライティングの知識を身につけることで、人に面白そうと思わせ、聞いてみたいと思わせることができます。講演の内容はあなた次第ですよ。

惹きつけるタイトルの重要性について

もしあなたが世界を変えるような発明をしたとして、それを売り出す場合どうしますか?インターネットやSNSとかで広告を出したりと考えますよね。


その際、広告に何って書くか、それによって売り上げが変わってくるというのは何となくわかることかなと思います。

その広告に何って書くのか、どうやって人を惹きつけるのか、この技術をコピーライティングといいます。
コピーライティングの定義は以下の通りです。

■コピーライティングとは

コピーライティングとは、言葉で読者をある行動に駆りたてる広告文または、その技術のことを指す。その本質は、人間の心理的な部分に語りかけ、知らないうちに行動させるような状況を作り出すことである。

つまり商売に大切な集客の部分を大きく担う技術であるといえます。

惹きつけるタイトルを考える方法

会社員Y
会社員Y

じゃあ、早速書いてみようかな。

Sマスター
Sマスター

少しお待ちください。才能によってはすぐに画期的なキャッチコピーが思い浮かぶ天才もいるかもしれませんがそう簡単なものではありません。

会社員Y
会社員Y

思いつくことを書けばいいのかと思いました。

Sマスター
Sマスター

コピーを書くにも順序や方法があるのです。

コピーについては才能によって出来てしまう人もいるかもしれません。

しかし、一回たまたま当たってもしっかりと方法をもってやっていく方が安定した効果を期待できることは間違いありません。


そのコピーを考える方法について今回ご紹介していきます。大きくは以下に記載する3項目です。
①戦略を練る
②惹きつけるコピーを考える
③テストし続ける
それでは順を追ってご紹介します。

戦略を練る

コピーを考えるには、まずターゲットとなる相手と提供価値を考える必要があります。

ターゲットを決める

まずはターゲットについて考えてみましょう。

市場ターゲットグループセグメントを把握しているか。的が絞られているか、影響力の大きい顧客または見込み客に価値がある内容かなどを考える必要があります。


みんなに響くコピーというものがあるかもしれませんが、人というのは千差万別です。例外はあるかもしれませんが基本的にターゲットを広くとろうと思うと効果が浅くなります。

しっかりとその中でターゲットを絞りそのターゲットに向けた響くコピーを考えていくことが最も商売には必要です。

提供価値を考える

ターゲットが決まったら次に提供価値について考えてみましょう。


そのブランド、商品、サービスをしっかり把握しているか、また、主なセールスポイントやベネフィットを押さえているかが大切です。


思いつく限り書き出してみましょう。

会社員Y
会社員Y

でも、題名って文字数が限られているし、提供価値なんてたくさん出しても意味ないんじゃないですか?

Sマスター
Sマスター

確かに最終的に決めるのは一つの提供価値ですが、書き出すことで思いつくものもあります。

会社員Y
会社員Y

確かにそうですよね。でも、どうやって絞っていけばいいんですか?

Sマスター
Sマスター

価値の分別を行うんです

提供価値は想像できるものを書けるだけ書き出し、重要な価値重要度の低い価値を分別しましょう。

その際、重要度の低いものからどんどん外していきます。大体、重要な価値:非重要な価値=3:7の割合にする意識で行いましょう。


そして、最終的にはその3割のうちの重要だと思う最重要の価値を一つ選びましょう。
こうして順序立てて決めていくことで徐々に絞られてきます。

ターゲット×提供価値が決まったら

上記で最終的に決定したターゲットと提供価値は、以下の項目についてしっかり述べることができるか確認しましょう。

■チェック項目
なぜ、そのターゲットを狙うか。そのターゲットでいいのか
何が顧客のベネフィットなのか
あなたの商品は、ターゲット顧客の何を解決するのか
その商品は他社では買えないのか。
他にはない、その商品の強みは何か

あれもこれも良い点を主張したくなりますが、この作業を行うことで絞り込むことができるようになるのでとても効率的です。


また、この過程で出てきた次点のターゲットや提供価値については残しておくことをおすすめします。

次の広告や題名を考えるのに使えるのはもちろん、販売戦略を考えること新規製品を考えることなどにも用いることが可能ですのでとても便利です。

アイデアを積み上げていきましょう。

惹きつけるタイトルを考える

Sマスター
Sマスター

それでは、戦略が練れたところでコピーを考えていきましょう。

会社員Y
会社員Y

早速ですね。何をすればいいんですか?

Sマスター
Sマスター

テレビや雑誌を読みましょう!

会社員Y
会社員Y

え!!!?

Sマスター
Sマスター

あ、遊ぶわけではないです。見ていて自分が興味をひいたCMや見出しを書き出して真似てみるんです!

良いコピーを得るには沢山試して、良い結果が得られたという経験が必要です。


しかし、大手企業の宣伝や広報を行う部署でもない限り、何度もテストを行うことはできません。

そこで、他の企業が使っているコピーを参考にするんです。

TVCMなんて莫大なコストがかかりますから企業も色々な試行錯誤やテストの結果のうえに行っているはずです。

そのなかで興味をひくコピーがあればそれは参考にしてみるべきです。


ただ、そこで一点注意なのですが、あなたに刺さったから即真似しようということではないです。


あなたに刺さったということはあなたのようなターゲットに刺さるということです。あなたが使用したいコピーとターゲットが同様であれば真似しても問題ないですが、どんな人でも興味を惹くとは思わないようにしましょう。

一つは良いと思ったコピーや昔から使われているコピーを先ほどの戦略のように分解してみるんです。


この製品のターゲットは?

✔なぜこのターゲットに絞った?

✔この製品の売りは?なぜこのベネフィットに絞った?


そうやって分析していくことで成り立ちに気付くことができます。

また、ターゲットが決まっていたらそのターゲットに刺さりそうなCMを意識してみるというのも良いです。

どんな伝え方が響くんだろうという意識で見てみましょう。

作成したタイトルをテストし続ける

Sマスター
Sマスター

さて、自分なりにコピーを作成したところで、今回の講演は一回限りですか?

会社員Y
会社員Y

いえ、講演の型ができたら何度も行おうと考えていますが。

Sマスター
Sマスター

それでは、同様の講演をする際には都度コピーを変えて集客を分析しましょう。

テストについては、キャッチコピーベネフィットの2種類を変えて見比べていきましょう。


例えば価格を訴求するものと新情報を訴求するキャッチコピー、値引きとおまけのベネフィットの2種類があった場合、2×2のパターンがでてきます。

このなかで最もよい組み合わせを選択していくことが簡単なテストになってくると思います。

また、レスポンスの低いものについては優先順位をぐっと下げてしまう、使わなくてもいいものとして捨ててしまってもいいです。

レスポンスの高いもののみ分析していきましょう。

<本記事の出典>

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