ふと訪れた喫茶スライドのマスターにプレゼンの極意について教えてもらうことになった製薬会社営業(MR)の会社員Yという設定でやっています。
準備を急がなきゃいけないのに図表がきれいに並ばないよー!!歪んでいる気がするんですよね・・・ここもう少し右ですよね?
Yさんは目分量で調整をなさっているのですか?
そうですよ。ドラッグして少しずつ動かしていますね。もう少し細かく調整したいときはキーボードの矢印をつかってちょっとずつ移動させればいいんですよね。
とても手間のかかりそうな作業ですね。ただ、実はPowerPointにはとても便利な「配置」という機能があるのですよ。この機能があれば、複数の図表やプレースホルダーを並べて揃えたり、等間隔に整列させたり、スライド全体の中心や端にぴったり配置することができるのです。
そんな便利な機能があるんですか?今僕が一番したいことです。
「配置」機能を使えるようになるだけであなたのスライドはきれいに整理され、プレゼン相手に違和感を与えないだけでなく、少しずつ位置を調整するなどの無駄な時間も省けて一石二鳥です。
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「配置」機能の使い方
「配置」は「ホーム」タブまたは、図形などを選択した際の「書式」タブにあります。どちらか使いやすい方をお試しください。
「ホーム」タブからの使い方
- オブジェクトを選択した状態で「ホーム」タブをクリック
- 図形描画グループにある「配置」をクリック。
- その中の「オブジェクトの位置」にある「配置」へカーソルをあわせる。
- 行いたい機能を選択
「書式」タブからの使い方
- オブジェクトを選択した状態で「書式」タブをクリック
- 配置グループにある「配置」をクリック。
- 行いたい機能を選択
では手順の少ない「書式タブ」からの方法で覚えるようにします。
では、ここからは「書式」タブを使った方法でご紹介していきます。
「配置」で何ができるのか?
次に、「配置」の機能について紹介します。配置には以下の機能があります。
配置の機能
- 左揃え
- 左右中央揃え
- 右揃え
- 上揃え
- 上下中央揃え
- 下揃え
- 左右に整列
- 上下に整列
複数の図を揃えて並べる
先ほど複数の図を揃えて並べる際、少しずつマウスやカーソルで合わせていましたよね。
はい、それしか方法がないのだと思っていました。事実、時間がかかりすぎたり、満足出来ない状態で妥協したりしていました。
そんな悩みとはこれでおさらばです。それでは手順をご紹介しましょう。
「左右/上下/中央へ揃える」方法
- 並べたい対象を複数選択(左クリックしながら対象を囲うor shiftやctrlを押しながら対象を選択)した状態で書式タブ(今回は上記の「書式タブ」からの方法)をクリック
- 「配置」をクリック
- 下揃えをクリック
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これだけですか?めちゃめちゃ簡単じゃないですか!
はい。今回は下に揃えましたが、右揃えなら一番右側の対象に合わせて整列、左なら「左揃え」、上なら「上揃え」を選択するだけです。「中央揃え」は選択対象の真ん中に合わせて揃えてくれるといった機能です。
複数の図を等間隔で整列させる
次に複数の図を整列させる方法です
整列って等間隔で並ぶということですか?
その通りです。この機能を使えれば先ほどの「左右/上下/中央揃え」に+αできれいに構成が可能です。では、先ほどの図を用いてご紹介します。
「左右/上下に整列」の方法
- 並べたい対象を複数選択(左クリックしながら対象を囲うor shiftやctrlを押しながら対象を選択)した状態で書式タブ(今回は上記の「書式タブ」からの方法)をクリック
- 「配置」をクリック
- 「左右に整列」をクリック
以上です。きれいに等間隔で並べることが出来たでしょう。今回左右に整列を例にご紹介しましたが「上下に整列」を使えば上下に等間隔で整列させることが可能です。
すごいですね。でも間隔を広げるなどの調整することは出来るんですか?
間隔を広げる方法としては、左右or 上下の端の2つを起点に等間隔となるので、それぞれの端の対象位置を広げることで間隔も広がります。
なるほど。じゃあ左右の幅を広げるなら右の端と左の端の対象をより外側に広げればよいんですね。
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スライドに合わせて配置する
次は「スライドに合わせて配置」という機能のご紹介です。
スライドを基準に配置をするという意味ですか?
そのとおりです。そのスライドページのどこに対象を配置したいか選択できるということです。例えばスライドの左端にぴったり図表を配置したいという場合はその図表の左端がスライドの左端にぴったり配置されます。
「スライドに合わせて配置」する方法
- 並べたい対象をひとつ選択した状態で書式タブ(今回は上記の「書式タブ」からの方法)をクリック
- 「配置」をクリック
- 「左右中央揃え」をクリック
上記を行うことで左右の中央に配置出来たと思います。さらに「上下中央揃え」を組み合わせると左右にも上下にも中央に配置することが出来ます。
本当にスライドの中心に対象を配置出来るということですね。
具体的な組合せと使い方
- 「右揃え」+「上揃え」=スライドロゴの配置とか
- 「右揃え」+「下揃え」=出典の掲載とか
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