覚えておくだけ!意思決定のコツ‐スムーズによい選択をするために‐

社会人の基礎力ハック

何かを決めるときに意識しておけば未来が変わる・・・かも

ふと訪れた喫茶スライドのマスターにプレゼンの極意について教えてもらうことになった製薬会社営業(MR)の会社員Yという設定でやっています。



会社員Y
会社員Y

あ~ほんとにこれでよかったのかな。。

Sマスター
Sマスター

どうしたのですか。

会社員Y
会社員Y

なんかデザイン案Aに決めたんですが、B案にすればよかったかなと後悔してまして。

Sマスター
Sマスター

後悔しない選択というのは、人それぞれの性格にもよるところですが、意識することで最大化できる可能性もあります。今回は後悔しない選択をするための方法について考えていきましょう。

後悔しない選択をするために

人は簡単なことを含めると一日に6万回もの選択を行っているといいます。

この6万回もの選択の中で後悔する選択を減らすことができれば、人生とても楽しくなると思いますよね。

これらすべてをより良い選択にすることは不可能ですが、大切な選択の際に間違えないことが大切です。

そんな後悔しない選択をする方法について以下に紹介します。

選択を一つ一つ意識する

人間は意思決定をラクにするためにバイアスという脳の仕組みがあります。

バイアスは経験や環境からくる考え方の偏りで、これに従って意思決定するのはとても楽なことです。

しかし、深く物事を考える際には、楽な方向に持っていかれてしまうので邪魔になってしまうことが多く、その結果後悔する選択をしてしまうことがあります。

バイアスについては以前の記事でご紹介したことがあるので以下参考にしていただけると幸いです。

なので、バイアスにかかっていないか、また誰かがいいと言っていたからなどで選択していないか考えてみましょう。

自分の選択を振り返ってみる

過去に行った選択を取り上げて、振り返ってみることで同じ過ちが繰り返されないよう対策することができます。

✔ 他の選択肢はなかったか

✔ 満足してるか or 後悔してるか

という視点で振り返ってみましょう。

これから振り返りやすくするために、これから可能であれば、自分の行った選択について状況・選択した理由・結果を記録しておきましょう。

そうすれば、同様の状況になった際に、同じようなケースが以前にもなかったかすぐに確認することができますし、こういう状況になったときに自分の考え方のクセについても理解することができます。

過去の経験、失敗に学びましょう。

失敗することはとても大切な経験であり資産です。

失敗のメリットについても過去に記載したことがあるのでご確認いただけますと幸いです。

長期的な目線で考えてみる

意思決定の前に、その選択をした結果の10分後、10ヶ月後、10年後の結果を想像してみる癖をつけてみましょう(10-10-10)。

考える際には、選択時の自信過剰や楽観視を意識してみることが大切です。

人は感情によって、その時々の意思決定に影響を受けます。

今の自分の感情を意識して判定が厳しくなっていないか、直感的になっていないかなど勘案した決定を行いましょう。

第三者の意見を考慮する

周囲に信頼できる人がいれば意見を確認してみましょう。

いない場合は、Googleなどで検索してみるのもよいでしょう。

✔ 果たして今自分の考えている意思決定が本当に正しいのか、

✔ 同様の経験がある人や失敗例はないか、

✔ その失敗の可能性があれば、その回避方法はなど、

自分にしかない経験というのはなかなかないものです。

近い事象を経験した人などを探してみることで、自分の意思決定の後押しになったり、考え直すきっかけになります。

また、サードパーソンチョイスを行ってみるのも一つです。

サードパーソンチョイスとは、

✔ この選択を誰かにチェックされると考える、

✔ 信頼できる友人にアドバイスすると考えて決める

そのことで客観的な目線で自分の意思決定が正しいかどうか判断することができるでしょう。

より良い選択をするために日常的に意識しておく考え

次に、常に選択の際に意識しておくと選択の際に困らない方法についてご紹介します。

自分の選択の価値基準をもつ

何事も決定するのに時間がかかってしまうという場合は、自分の選択の価値基準と優先順位を決めておくとよいでしょう。

価値基準は、お金、時間、目標に向けたものであるかどうかなど自分に必要なものとその優先順位について考えておきます。

この価値基準と優先順位が定まっていればそれをもとに考えていくことができます。

例えばコストベネフィットで考えてみると

 ● 物を買う際に候補が何個かある場合は、安い方を選択すると決めておくとか

 ● 仕事やバイトを決める際は、収入が多い方を選択する

など単純なものもそうですが、日常の生活においても

 ● 自分の1時間は何円なのか?

 ● TVを見たりダラダラする時間は休憩になるけどほかにお得な使い道はないか?

などと膨らましていくことでよい方向に考えを持っていくことも可能になります。

そのほか時間に価値基準を置いて考えるデジタルミニマリストなどもよい例になると思うので以下参考にしてみてください。

複数のサンプルを用意する

考える際に、ラクな選択をしないために、必ず情報収集を行ってサンプルを増やしてから選択するようにしましょう。

何かをネット通販などで購入する際、直感で購入するのではなく、必ずレビューや質問欄を読んだり、その商品をネット検索することで使用者の感想などを確認してから購入しましょう。

レビューにおいてもよい評価だけで見るのではなく、悪い評価も必ず見て総合的に客観的評価にて決定するようにしましょう。

難しい選択は午前中にしておく習慣

午後になると人間、意志力が弱まってきます。

仕事などにおいてもいろいろな作業を行ったあとでは疲弊してしまい、論理的な意思決定ができません。

人間朝起きてからすぐが最も頭がさえているといわれています。

そのすっきりとした頭で選択をすることで後悔しない選択を行うことができます。

選択することが多い場合はアイビーリーメソッドを活用してみましょう。

◆アイビーリーメソッドの方法

 ①紙に今日やるべきことを6つメモ
 ②その6つを重要な順に並べる
 ③メモの順番に従って決めていく
 ④できなくても悔やむことなく忘れる
 ⑤翌日また新たな6項目をメモる
 ①~⑤を繰り返す

ポイントは一つ終わらないと次の行動はしないことです。

この方法を実践することでマルチタスクを行わないようになるため、あれもこれもと混乱しないで一つのことを深く考えることができます。

その日の意志力が切れてきたと感じ始めたら、次の日にもっていけばよいです。

感情の影響を差し引いた選択

怒り・焦り・不安・喜び・甘えなどの各感情が生じているとき、それぞれの特性を持って強い影響を与えます。

悲観的な時  ☞ リアリストになる
焦っている時 ☞ 直感的になる。
怒っている時 ☞ 判断基準が厳しくなる
喜んでいる時 ☞ 判断基準が緩くなる。

これは気分一致効果と呼ばれるもので、上記のように気分の違いによって認知の仕方が変わることをいいます。

受け止め方が変わり、そのことで当然意思決定も影響を受けるのでこれらを差し引いた選択を行いましょう。

<本記事の出典>

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